お米の美味しい相棒

京の酒米「祝」~京都で生まれた京都だけの酒米~

最終更新日時: 2018-01-04 13:01:40
京都で生まれた、京都だけの酒米「祝」 京の酒米「祝」振興プロジェクト

「祝(いわい)」の誕生

京都独自の酒造好適米「祝」は、昭和8年(1933年)に京都府立農事試験場丹後分場(現京都府丹後農業研究所)で誕生。当時から良質の酒米として高い評価を得ていたものの、戦争による食糧難の影響や、草丈が高く倒れやすい性質で機械化に適さなかったことから栽培が減少し、昭和40年代以降、栽培が途絶えました。

その「祝」が再び脚光を浴びたのは昭和60年代。高級酒志向が高まる中で「京都の米で京都独自の酒を造りたい」という気運が高まり、京都の伏見酒造組合が「祝」に注目しました。

農家と酒造組合が力を合わせて復活に取り組み、平成4年から再び栽培が始まりました。現在では、府内各地の契約農家で栽培され、府内の蔵元だけが「祝」を使った酒造りに取り組んでいます。

「祝」で造る京の酒

酒造好適米「祝」は、吟醸酒などしっかりと精米する酒造りに適しており、京の水と仕込むと、きめ細かなやわらかくふくらみのある味わいを醸し出します。

京都の蔵元の酒造りに対する卓越した技術とたゆまぬ研鑽により、その味わいは日々深まり、京料理との相性も絶妙です。京都府内だけで限定栽培される京都特産の酒米「祝」は、京の酒にふさわしい酒造好適米と言えるでしょう。