京式部だより

【取材】上品な雰囲気でいただく天婦羅と『京式部』

上品な雰囲気でいただく天婦羅と『京式部』

取材日:2022年8月2日

祇園の京都らしい落ち着いた街並みに佇む「ぎをん天婦羅 天宗」にてインタビューを行わせていただきました。

 

上品な雰囲気でいただく天婦羅と『京式部』

祇園の料亭と聞くと、格式が高いイメージで来店を躊躇する方も多いと思います。しかし天宗では、上品な雰囲気の中で料理長との会話を楽しむのも天宗の魅力の一つです。料理や旬の食材について尋ねると、一つ一つ丁寧に説明してくださります。実際に、幅広い年齢層の方が毎日来店され、京都に住んでいる方だけではなく観光客も多く訪れます。店内は和の落ち着いた雰囲気で、カウンターに座り目の前で揚げられた天ぷらをいただくことができます。

皆さんも、訪れた際には料理長との会話を楽しんでください。

「京都ならではの食材が天ぷらに」

天宗では、昼夜のコースともに京野菜や旬の食材を使用した天ぷらをはじめ、サラダや香の物、『京式部』を使用したシメの料理が提供されます。

今回取材したのはお昼の「蘭」コース。

天ぷら11品に加え、サラダや赤出汁が順番に提供されました。
京野菜などの旬の野菜や魚介が目の前で揚げられ、一品ずつ提供されます。
一品目は、エビが提供されました。その後、なす、はも、じゃがいも、とうもろこしなど順番に提供されました。

 

エビ(上)と揚げたての山科なす(下)

ほかに京都ならではの珍しい天ぷら、阿闍梨餅の天ぷらもいただきました。
京都のお土産では有名な阿闍梨餅ですが、天ぷらとしていただくのは初めてでした。
阿闍梨餅の食感と衣の食感の相性がよく、あんこの甘味と合う貴重な一品です。

きすの天ぷら(上)阿闍梨餅の天ぷら(下)

   

「天ぷらとの相性が良い京式部」

コースのシメとして出てくるのが御飯です。シメのご飯は、天茶・天丼・天むすの3種類から選ぶことができます。3種類すべてに揚げたてのかき揚げが使用されます。
揚げたてのかき揚げは『京式部』と相性がよく、お米の美味しさをさらに引き出してくれます。

天むすは、揚げたてのかき揚げを刻み『京式部』と一緒に握ります。
刻まれたかき揚げの食感とふんわりと握られた京式部は相性がよく、最後のシメとしてふさわしく、おすすめの一品です。

天むす

天丼は揚げたてのかき揚げをそのまま『京式部』の上に乗せ、特製のタレをかけていただきます。
コースのシメの料理にも関わらず、お箸が止まらない一品です。

 

天丼

どの料理も京式部の香りや甘味が最大限に生かされており、天ぷらとの相性が抜群です。
つけ合わせの漬物と天宗オリジナルのちりめん山椒も一緒にお楽しみください。
ちりめん山椒はお土産としてお持ち帰りも可能です。

天宗で『京式部』が使い始められたきっかけは、信頼している米穀店からおすすめされたことです。
粘りや香りやツヤがよく、バランスが良いというのが特徴である『京式部』は、どの料理にも合わせやすいため使用することを決められました。

京都府産の食材に興味を持つお客様は多いことから、野菜だけではなく、これまでも京都府産の米を使用されていました。
しかし、新しい京都府産のブランド米が販売されるということで、京式部に切り替えていただくことになりました。
天宗さんで『京式部』を提供していただくことで京都のお米を皆さんに知っていただくきっかけになっています。

 

 ぜひ祇園に来られた際は、落ち着いた店内で料理長と話を弾ませ、
天ぷらと一緒に『京都府オリジナル米新品種 京式部』を楽しんでください。

【基本情報】

ぎをん 天婦羅 天宗
住所:〒605-0074 京都府京都市東山区四条花見小路下る三筋目西入る
電話:075-561-0555
営業時間:(昼)11:30~14:30(LO13:30)
(夜)17:30~22:00(LO20:00)
定休日:日曜日
駐車場:なし
※祝祭日は、お昼のみの営業
※お席に限りがあるため予約しての来店を推奨